ブランディング(第一歩差別化)/ブランディング(第二歩一貫性)
ブランディング(第一歩差別化)
ブランディングの第一歩は差別化です。
法律事務所のブランディングと言っても、何でも他の事務所と違っていればよいというものではないので、当然お客様にとって価値を感じていただけるところで差別化するのですが、弁護士は基本的には「スピード・品質・費用・専門性等サービスそのもので差別化する」、「場所、営業時間等の利便性の付帯サービスで差別化する」、「スタッフの教育・情報提供等対応力で差別化する」の3つで差別化を図ります。
お客様にどんなところで価値を感じていただけるか
歯科医院が飽和状態になった後24時間営業等の様々な試行錯誤が行われました。インプラントに注力する歯科医院、矯正歯科など。私の通っている歯科医院はクリーニング・メンテナンスに注力する歯科医院なので、年寄の比率が非常に高く、一人一人に掛かる時間も長そうなんですが、非常に流行っています。定期的に来院するようにメールで都度案内が来ます。
弁護士事務所もこれからは専門性以外の部分でお客様にどんなところで価値を感じていただけるかが、非常に重要な要素となります。
特徴的なもので目につくものを少し挙げてみますと
託児所と契約している
キッズスペースがある
内装がカフェ的でオシャレ
LINEのトークができる
ほうり電子マネーを使用できる
などがあります。
ブランディング(第二歩一貫性)
ブランディングの第二歩は一貫性です。
ブランディングを成功させるためには長期的な視点で変わらないメッセージを発信し続けることが重要です。一貫した価値をお客様に提供するようにコントロールできるのは所長だけです。所属弁護士やスタッフがバラバラな情報を発信した場合は、所長がコントロールして一貫性のあるメッセージとしてのまとまりを保てるようにします。
Webマーケティング、ブランディングにおいて所長の果たす役割は非常に大きなものです。
他の項でも度々ご説明させていただいておりますが、Webマーケティング、ブランディングにおいて所長の果たす役割は非常に大きなものです。
ブランディングは弁護士にとって経営戦略そのものであると言っても過言ではありませんので、所長もしくはそれに代わる責任者の方が将来像を考えていかないと絵に描いた餅でしかありません。きれいな言葉の羅列、他の事務所から持ってきた仮説などほとんど役に立ちません。所長の考えからにじみ出てくる言葉こそがブランディングのヒントに成り得ます。
ページ上部で取り上げた内装がカフェ的でオシャレなどの特徴の法律事務所は、所長が相談者の方が相談しやすい雰囲気を徹底的に経験して、行きついた例で、ちょっとした見栄えで考えるのではなく、その信念を感じました。
所長が相談者に対して持っている信念こそ、相談者に示した時に伝わるもので、当社のような会社はそれをかたちにするために、ほんの少し橋渡しをするだけです。
※当社では所長もしくはそれに代わる責任者の方とコミュニケーションを取れない状況(スタッフに任せきり)などの場合基本的に顧問契約をお受けしないようにしております。