法律事務所の相続ホームぺージについてどのように考えればよいか
ひと昔前は集客で苦労した相続ホームぺージ
相続相談の受け皿のホームぺージは司法書士、税理士、行政書士など弁護士以外にも多くの資格の方が関わる可能性がありますので、相続相談のホームぺージの全体数は多いと言えます。色々な資格の方が関わる分野ですので、相続のホームぺージはワンストップが基本になります。
昔は各業務領域のみを対応するホームぺージの割合が今よりも多く、考え方によってはホームぺージの立ち位置が、ユーザ目線でない受け皿だったのですが、最近ワンストップまたは、専門分野以外は関わる専門家を紹介するスタイルのホームぺージの割合がぐっと増えました。
ワンストップのホームぺージとしては司法書士の方が主体となって運営するホームぺージが中心的な存在になってきています。相続の問題で誰に相談したらよいか分からない場合において、相続税が発生しないケースでも、ほぼ司法書士の方の業務が発生するので、窓口としては最も適していますし、ワンストップ相続サイトの受任率は昔に比べて上がった印象です。
弁護士の相続ホームぺージはどうか
弁護士の方でも相続ワンストップのホームぺージの運営に関わるケースが増えました。単独で弁護士マターのみを受ける場合でもどのようなことで相談を受付けるか明確に打ち出して、弁護士が関与すればどのようになるのかという情報を丁寧に掲載すれば相談数も増加する傾向にあります。富裕層の方がインターネットで弁護士や税理士を探して相続の相談に行くということはかなり稀なことですが、アッパーミドルであれば可能性がある状況です。
弁護士の相続サイトで重要なコンテンツ
他のテーマサイトにおいても解決事例は重要なコンテンツですが、相続サイトにおいては最も重要度の高いコンテンツと言えます。「相続と弁護士」、実際どのようなことを解決してもらえるのか、具体的な記載があるのと、ないのでは相談数が変わってきます。
また、事務所が相続で関わる業務についてはすべて情報を掲載します(これらの業務を生前、対策をお考えの方の入口等抱える問題ごとの入口にまとめるケースもございます)。解決事例の他にはQ&Aなどがよく見られます。相続は一生に何度も経験するものではありません、相談者の方が相続の知識がないことを前提に分かりやすく詳しい説明が求められます。
事務所運営の視点
相続業務は遺言、遺言執行など長いスパンでのお付き合いも多くなるテーマです。短期的な集客の考えだけでなく、長期で事務所運営に影響を及ぼすものなので長いスパンでの取り組みが必要となります。関連する専門家とのネットワークも作りやすいテーマですので、相続を核に他士業との関係を作り、その他の業務でも連携できるようにすることが望ましいです。
相続ホームぺージの法律相談
相続業務に関しては法律相談を有料にしても好影響が出ることがあります。相談される方は他のホームぺージから受け付ける業務に比べて年齢層が高いという要因もあるかもしれません。法律事務所側の視点で考えると、有料法律相談で真剣に相談に来てくれる方なので安心できるという側面もあります。また、相続人の方の年齢が高めなので子供や孫の方がホームぺージを探して相続人に推薦するということがありますので、安心できる対応をしてくれそうな法律事務所という視点で探すケースがあると考えられます。
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